石垣島キャンプ・ヌカカ許すまじ

ちゅらねしあにお世話になりました。

2017年9月の西表島一周の企画は、強風のため約半周で引き返すことになりました。

一年後の2018年9月は石垣島~波照間島横断が企画されましたが、今回も台風が来てしまい、数日前の時点で中止決定されました。フィリピンの北部をかすめて北西へ向かう進路であり、八重山直撃ではないので、飛行機は動いてるし(つまり、悪天候による払い戻しの対象外だし)、場所を選べば少しくらい漕げるかもということで、私は石垣島へ向かいました。
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ちゅらねしあに着いてみると、集まったメンバーは昨年の西表島半周と同じ顔ぶれでした。どうせ明日は漕げないのだからと、みんなで深酒して翌朝は二日酔い。

波照間島横断するはずだった3日間をどう過ごしたかというと、
1日目 午前中は二日酔い。午後は川へ手長エビを捕りにいき、夕方からちゅらねしあで宴会。
2日目 朝、八幡さんの子供の運動会をチラ見。食料買い出しして、海岸へ移動して漕ぎだす。2時間漕いでランチ。シュノーケリング。キャンプ。
3日目 Uターンして戻る。
数時間しか漕がない、のんびりツーリングだった。

私以外のメンバーはツワモノばかりですが、私は漕ぐスピードが遅いし体力も無い。昨年、西表島ではこのメンバーに遅れをとらないようについていくのは大変だった。そんな思い出があったので、今回の島渡りが私にできるだろうか、みんなの足を引っ張らないだろうかと、自信があまり無かった。中止になり残念な気持ちもあったが、少しホッとしていたのも本音なのが情けない。「長距離を、一定のペースで、漕ぎ続ける」ことができるようになりたいなあ。

話はここまで。あとは写真をご覧あれ。

以下6枚は、Yしざわさんのドローンからの空撮写真。

ドローン撮影って綺麗だな~
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シュノーケリングする私たち
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以下は、Iわきさん撮影

手長エビの素揚げ。旨い。
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逃げるエビはとても速い動きで、簡単には捕まえられない。
Iわきさんは捕るのが上手だった。私はへたくそで数匹しか捕れず。
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沖縄の郷土料理「中身汁」を八幡さんが作ってくれました。
泡盛をシークワーサージュースで割るの好き。
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島の小学校の運動会をチラ見
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石垣島は若い世代の移住により人口増加してるそうで、子供が多いです。
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スタート。風はだいぶおさまった。
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キャンプ地に上陸
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昼食はサンドイッチ
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漂流ゴミの網を使って追い込み漁ができるのでは!?と真面目に挑戦。
ヒマの極致。ぜいたくなことです。
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漂流ゴミの、網・竹・発泡スチロール・ペットボトル、を組み合わせて作った「刺し網」のようなもの。
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漁は失敗に終わった。
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優雅に泳ぐ、美しい人魚姫!?
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いいえ、わたしです。
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日が暮れ始めた
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シーカヤックは絵になる
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ゴーヤーチャンプルと島豆腐。摘んだ長命草を薬味に。
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翌朝。波も風もすっかり穏やかになった。
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帰ろう。飲めや食えやの3日間だった。
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以下は、長ったらしいから読まなくてもいいよ

・ヌカカ許すまじ

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石垣島で一泊キャンプの夜、暗い海岸で、みんなで砂浜に腰を下ろして、輪になっておしゃべりをした。9月中旬の風も無くて心地の良い夜、私を含めてほとんどの人が半ズボンだった。
時々、足にチクチクとした感覚があった。痛いというほどでもなく、少し尖った砂粒が触れたのかなと思う程度。ほかの人も「チクっとするなあ」と呟いていた。
翌朝、数人のメンバーの足が赤い斑点だらけになっており、痒いと言う。私の足にも少数の赤い斑点があるが、痒くはない。
八幡さんは「なんだろう?モッコかダニか普通の蚊か・・・」と言う。モッコ?初耳の名前だ。
カヤックを漕いでスタート地点へ戻り、片づけをして解散した。私はその日は石垣市内に泊まるのでホテルへ。

午後にホテルへ入り、あらためて膝下を見てみると、赤い斑点の数は朝よりも増えていて、両足で40~50ヶ所あった。痒みも気になり始めた。
斑点は平坦な円形。蚊やブヨに刺された場合は隆起するが、ほぼ平坦~わずかに膨隆する程度。円の直径は1cm前後で、中心に小さな刺入部が見られる。このような外見の虫刺され痕は、いままでに経験が無い。

夜になると痒みはさらに強くなり、眠れないほど。冷たいシャワーを足に浴びせて皮膚の温度を下げると痒みは緩和するが、また痒くなって眠れないというのを繰り返した。
翌日(刺されて二日後)はさらに痒くなり、かゆーい!と叫びだしたくなるほどだが、移動のバスや飛行機内では叫ぶのをこえらた。羽田空港に戻り、自分の車に乗った瞬間、「かゆいんじゃボケエエエ!!」と絶叫した。
刺されて三日後以降もまだ痒くて、内服薬や軟膏を塗っていたがあまり効果は無く、氷や保冷剤で冷やし続けた。間違いなく人生で一番かゆい日々だった。
掻きむしらないように気をつけながら、かゆいかゆいと呻いて、のたうち回るしかなかった。
刺されてから7日ほど経過すると、痒みはおさまり、10日ほどでだいたい治まった。

この痒みの原因はなんだろうか? 暗い夜で、犯人の姿は誰も見ていない。しかし、状況と症状からしてヌカカ(モッコ)が犯人と推定・・・いや、断定する。

wikipedia「ヌカカ」より引用。
「ヌカカ(糠蚊)は、ハエ目(双翅目)・ヌカカ科 (Ceratopogonidae) に属する昆虫の総称。体長が1mm から 1.5mmほどの小型昆虫」
「磯やキャンプ場などに棲息しており、身体が小さいために網戸などを抜けて人家に侵入することもある。蚊と異なり、刺咬された直後は刺された感触もなくほとんど痒みはないが、翌日以降に腫れと痒みが起こり、小さな水ぶくれができることもある。完治まで1週間以上かかることもある。」

自分と似た体験記

うむ。犯人はこいつに違いない。許すまじ。

下等生物が!!よくもこの私を!!苦しめてくれたなあああ!!

ちなみに、同じ場所にいた6人中、刺された痕が無い人が2人いた。
1人は、長袖・長スパッツで肌の露出をしておらず、さらに服の上から虫よけスプレーをかけていたと云う。
もう1人は八幡さん。半袖・半ズボンだったが無症状。推測でしかないが、八重山在住歴が長いのでモッコ免疫を既に獲得しており刺されても無症状なのかもしれない。もしくは、虫も喰わない野生児。

場所・気温・風の強さなどの発生条件があるようなので、ビーチに常在してるわけではないけれど、一度こんな目にあうと今後は警戒してしまう。対策としては、肌を露出しない&虫よけスプレー、ですかね。
半袖・半ズボン姿でリラックスして過ごせるのが、八重山キャンプの魅力だったのに~

by ya-ri-sa | 2018-09-17 16:45 | 海部 ・ フリーウェー部  

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