年末年始にニュージーランドの南島でTrecking & Kayaking をしました。
トレッキングの様子を写真多め・文章少なめでリポートします。カヤッキングについては次回に書きます。
私はNZを訪れるのは4回目になります。初回は12年くらい前に南島エイベルタスマンでシーカヤック、2回目は2008年にスピリットのツアーで北島リバーカヤック(カイツナ川、その他)、
3回目は2年前 に町民とオオバ氏とカイツナ川。
初めて訪れた時に、NZのトレイルが世界的に有名で、山歩きを楽しむ人々が世界中から集まると知りました。
エイベルタスマンにもトレイルがあり、シーカヤック&キャンプをした際に短時間だけトレイルを歩きました。その時に、歩きやすくきれいに整備された道に感心するとともに、道が整備されてる理由は、それ以外の場所には踏み入らないようにして自然保護するためということも知りました。国家公務員であるレンジャーがキャンプ場や小屋を巡回しており、国を挙げて国立公園が守られているエコツーリズム先進国であることも知りました。
いつかNZの山歩きをしてみたいなあと、あこがれていました。
今回、オオバ氏が「NZのトレイルを歩きたい!一人でも行きます!」と発案されたので、ご一緒させてもらいました。期待を裏切らない素晴らしいトレイルでした。
二泊三日の行程。ケプラートラックは三泊四日が推奨されてるのですが、三泊目の山小屋が予約できなかったので。自然保護のために山に入る人数を制限するべく、山小屋は要予約となっています。
DAY1
スタート地点
澄んだ青い空。紫外線が強いです。
オーストラリアなどオセアニアは世界でも最も紫外線量が多い地域です。
最初は森の中を抜けていく
ほとんど平坦で、徐々になだらかな坂道へ
まだまだ元気
葉の形が珍しい
NZは動植物に固有種が多く、森の雰囲気も日本とは異なります
大きな崖の下に人がいるよ
森が終わり、木が低くなってきた。それでも坂道はなだらかで歩きやすい
花は少ししか咲いていません。ときどき現れて、和ませてくれます
一日目の山小屋の Luxmore Hut が見えてきた
水とコンロの設備があり料理できます。夕飯が終わると、常駐レンジャーから明日の天気や道程などのインストラクションがあります。2日目の行程で、高所に住む鳥「KEA」を見ることができるだろうと。
山小屋は簡素ですが、最低限の清潔は保たれ、設備が管理されています。日本で山小屋というと、カビ臭くホコリが多くて汚いイメージ。
一階の食堂は暖房がきいてるけど、二階の寝室は暖房は無くて、軽量化のために薄手の寝袋を持参した私は寒かった
DAY2
朝の出発時、レンジャーのピーターが私たちが日本人だと知ると、特技の尺八を吹いてくれました。美しい音色に送り出されて、二日目が始まります。
背景はTe Anau湖。この湖の反対側にテアナウの町があり、そこから登ってきた
ケプラートラックのハイライトは2日目とのこと。楽しみだ!
ゴキュッ!ゴキュッ!
ノドを鳴らして水分補給するオオバ
高山植物、めんこい。
花をめんこいと思うようになったら中年の入り口だそうです
ザックを置いて、ガレ場を上ってラクスモア山頂
奥にひときわ高い山
山頂パノラマ
花がめんこい
このあとは、ひたすら絶景が続きました
景色が美しすぎて現実じゃないみたい。
オオバちゃんが「パソコンの壁紙の画像みたい」と表現して、まさにそんな感じ
ハイライトの二日目は天気最高。風もほとんど無し。幸運な私たち
神に祝福されている
きみの~ゆく道は~はてしなく遠い~
仲良し家族の中国人ファミリー。アウトドア慣れしてるようでした
いま年末なんだよなあ。NZは夏なので、年末感ゼロ
KEAが至近距離に
ひたすら絶景
絶景を堪能した後は、なんと一気に1500mも下る。これが辛かった。
足が痛くなりました。つらかった区間は写真を撮る気力も無かった。
ヘトヘトになって二日目の山小屋へ。Iris Burn Hut
DAY3
三日目は高低差は少ないけど、森の中を22km歩く
振り返ると、昨日歩いた稜線が見えます
谷を歩いて行くので、小さな沢が流れてます
登ったり下ったりを繰り返して、けっこう疲れた
朝日を浴びたクモの巣
この小さな鳥が可愛かった。NZの鳥らしく逃げ足が遅い。
森を抜けると、きれいな湖。時間があれば泳ぎたかった。予約が取れなかった三泊目の小屋はこのほとりに建つ。
ケプラーとは別の山脈。南島の南西部のフィヨルド地方は山岳地帯です
ゴールが近くなってきた。山もいいけど、川も気になりだした頃
この吊り橋でゴール。三日間おつかれさま
ほかの登山者はほとんど英語圏の人々でした。アジア系は私たちともう一組だけ。その一組もNZオークランド在住の中国人ファミリーでした。ルートバーン・トラックやミルフォード・トラックなど有名どころなら日本人の団体ツアーもいるのかもしれません。ケプラートラックがとても良かったので、ほかのトラックもいつか訪れてみたいです。
カヤッキング編へ続く。