土曜・京浜運河 日曜・真鶴

土曜日
大田区カヌー協会が主管、大田区と品川区が共催というイベントに参加させてもらい、京浜運河を漕ぎました。
参加者は約20名。カヤックが初めてという人は今回はいないのか、慣れた様子で漕いでらっしゃいました。参加者の人数に対してスタッフが9人もおり、万全の態勢でした。

大森ふるさとの浜辺公園を出発して、平和島や大井競馬場を左手に見ながら京浜運河を北上し、鮫洲の免許センター近くで左折して、勝島運河に入り、立会川で上陸して昼休憩。来た道を戻る往復プランでした。黄色の線が漕路。
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さらに北上して天王洲アイル辺りをゴールにして東京モノレールで電車回送する片道プランも面白そうだ。面白そうだけど、カヤックで上陸できる場所がその近辺にあるだろうか。東京湾には漁船やボートが着岸できる場所はたくさんあるかもしれないが、カヤックで乗り降りできる場所ってどれだけあるのだろうか。
今回のツアーで立会川で上陸休憩できたのは、勝島にはカヤックポートがあるからです。これを造った品川区、えらい! 区の特色・水辺の町であることを生かしてますね。川や海は危ないから近づくな・・・、とか、地価の高い都会で金にならない物は作れない・・・、ではなくて、水辺に親しませるような自治体が増えてほしいですね。
ちなみに、同じく大都会であるニューヨークで2011年10月に漕いだ時にも、ヨットハーバーの中にカヤック乗り場kayak launchが当然のように設置されていました。こういうのが用意されてるってところに先進国・成熟した国を感じますね~。
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私は江東区~墨田区の運河は3回漕いでます。2012年2月と、2014年3月と、2015年4月
大田区~品川区の京浜運河も漕いでみたかったので今回は参加できて良かったです。後日に東京モノレールに乗った際に、ここは先日漕いだ場所だと思って、車窓を眺めました。
でもやっぱり、自然いっぱいの中で漕ぎたいなあ、とくに、ウネリがある外海が好きだなあ。

運河シーカヤックはカヤック経験の浅い人でも参加しやすいので幅広い人におススメしやすいですね。例えば、自分以外の家族や友人にもカヤックを経験してほしい時に適してます。
東京近郊に在住の人なら車ナシでもアクセス良く、陸上から見慣れた場所を水面から見上げるのは新鮮だと思います。
運河ツアーをやってるアウトフィッターはyum-yum kayaks、パドルクエスト、その他に複数あり。

今回のツアー指揮をとっていたのは、大田区カヌー協会ならびにyum-yum kayaks様でした。お世話になりました。

準備するスタッフ
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大森ふるさとの浜辺公園に多数のシーカヤック
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私はWATER FIELD KAYAKSの不知火をお借りしました。
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勝島運河の立会川で上陸。手前の茶色い部分が小船向けの桟橋で、カヤックの高さで乗り降りできます。
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京急線に立会川駅ってありますけど、その名前の川が実在するのね。当たり前か。
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川沿いに歩いてみよう。ヤリサのさんぽ、略してヤリ散歩。
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川を上流に向かって歩いていくと、川は途切れて歩道になっていた・・・。
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東京駅周辺の湧き水を地下水路に流して、立会川から海へ流してると教えてもらいました。知らなかった。ブラタモリっぽい知識。→関連情報
私は大井町に住んでいたことがありますが、すぐ近くのこのエリアのことは何も知らなかったのだな~と思いました。


日曜日
レインドッグのツアーで真鶴にカワハギ狙いでカヤックフィッシングへ。

前日の京浜運河から西へ移動。前夜は三浦半島のパドリングウルフさんのクラブハウスで仮眠させてもらいました。
きれいなクラブハウス
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カワハギ釣りの経験は一度だけありました。それは2007年12月、千葉県の内房の南無谷海岸。まだこのブログを始める前です。この時に初めてカワハギという魚を知りました。
カワハギが美味しいということを知って以降は、外食先で見つけると注文していましたが、釣ったその日に食べた肝醤油と刺身の旨さに勝るものにはなかなか会えませんでした。

というわけで食いしん坊の私は、今回は道具も準備して、釣り方も予習して、臨みました。
そうはいっても飽きっぽい私ですので、おそらく真面目にやるのは最初の1-2時間だけで、すぐに飽きちゃうだろうな~ヒマつぶしの本や漫画でも持参しようかな~と、直前まで思っていました。

しかし、いざ始まったら自分でも意外なほど集中してしまい、9時~15時半まで、休憩もほとんど取らずにトイレにも行かずに、やり続けてしまいました。釣りの経験は両手で数えるほどしかありませんが、今まで一番マジメにやった。

アタリが無くなったら、すぐに場所を変えられるのはカヤックフィッシングならでは。魚の群れを探すのが楽しい。
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鉄子さんは、ここ2年ほどで釣りに目覚めたそうで、研究熱心。良い笑顔。
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鉄子さんがタコを釣る。ビクからタコが逃げ出そうするので、それを捕まえようと私も大さわぎ。網の袋に入れて一件落着。
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カワハギは見た目が愛らしい。
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大漁じゃー! 大漁ながらも食べきれる現実的な量です。
右側の五目釣りが鉄子さん、真ん中の7匹が私、左側が野川さんです。
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私は3匹でも釣れたら上出来と思っていたので、7匹は大漁です。テクニックの無い私でも釣れたくらいですから、当たり日だったのでしょう。大漁旗を振り回したい気分でした。

カワハギは英語でFile fishです。file=ヤスリの意らしく、硬い皮がヤスリのようなので付いた名前だそうです。でも、fileには書類とか整理帳の意味もありますよね。カワハギの薄っぺらい体型は整理しやすいです。
というわけで、きっちりとファイリングされました。
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神奈川から千葉の我が家へ移動して調理。エーゲ海キャンプで一緒だったヨウコさんも。
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ゆでタコ
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とても今夜だけでは食べきれませんので、一部を調理しましたが、それでも満腹。
カワハギ刺身&肝醤油。カワハギ鍋。煮付けや塩焼きもイイですね。
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肝醤油の量がハンパない。ドロッとしてます。醤油という液体ではなく、もはや醤油味の肝クリームです。ぜいたく!
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カワハギの顔マネして乾杯~!
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by ya-ri-sa | 2015-11-15 16:38 | 海部 ・ フリーウェー部  

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