WORLD SURFKAYAK CHAMPIONSHIP

2年に1回開催されるワールドサーフカヤックチャンピオンシップというのに参加してきました。今年はポルトガルのリスボンから車で1時間ほどのサンタクルスという街でした。朝晩は冷えますが、昼間は日光ギラギラ。
PB@JPでは2年前のスペイン大会と4年前のコスタリカ大会が、それぞれレポートされているのでご参照を。今回の大会もPB誌でレポートされるでしょう。ここではざっくりと報告。詳細は会った時に聞いてください。
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会期が10日もあるのですが、夏休みが1週間の私は全会期は参加できませんでした。他のメンバーはフル参加されています。
アジアからの参加は日本だけで、ビーチでも街でもアジア系は私たちだけだったので、珍しそうな視線を感じました。あたたかく迎えていただけたように思います。
今回は6人というチームで参加しましたが、これまで単独で参加されていたNgo氏やOon氏には敬意を表します。

今大会は今までと違って、OCEAN SPIRITというイベントの中に組み込まれている。他にも、スキムボード、カイトサーフィン、ウェーブスキーなどのイベントも同時にありました。
カイトサーフィンって初めて見たけど、すごいスピードね。滑ってるというよりも浮いてる。
スキムボードは10代の子たちが多い。ボード一枚だけで金かからないからかな。これは日本の海にも向いてる。
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レッドブルの水上バイク。レスキューの時にビューンと走っていく姿はほんとに猛牛みたい。
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チームメイトのゲッティングアウトを見送る。
私のヒートの時もチームメイトがアドバイスしてくれたり、漕ぎだしを手伝ってくれたりして、ありがたかったです。
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日の丸って普段は意識しないけど、他国が国旗をぶんぶん振り回してるのを見ると意識しますな。
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戦いを終えた戦士たち。いい顔してます。
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前に紹介したクリス・ハービーですが、実物は動画よりも若く、超イケメンでした。それほど背が高いわけでもマッチョなわけでもなく、物静かで誠実そうな素敵な人でした。あんなカッコイイ人を毎日見れただけでも行ったかいがあるわ~。惚れてまうやろ~。

ショート部門で優勝したのはクリスと同じジャージー島のデイビッド。2年前まではジュニア部門だった20歳。キレてました。(右から2番目)
準優勝のバスクのエドゥはすごかった。ロングもショートもエア連発。3次元的な動きで、個性がはっきりしてる。ヘリックスも余裕でメイク。彼のライドをもっと見たいと思わせる。(右から1番目) ロング部門で優勝したバスクのウルコも注目選手。
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ところで、ジャージー島やバスクと聞いて、すぐに地図が頭に思い浮かびますか?ジャージー島なんて初耳でした。それぞれ独立意識があるようす。民族や国土の問題に疎いので知りませんでした。

エドゥのスポンサーであるポルトガルのサーフカヤックメーカー・WATER TECHの車。
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良いライドをした選手のカヤックのメーカーはバラバラで、Megaの一強時代は過ぎて、サーフカヤックメーカー戦国時代に突入の予感。

ウォーターフィールドのサーフカヤックは今回が世界デビューでしたが、他国選手たちから大注目!!評判は良好で、買い取りもされるほど。
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シャツ交換が恒例なようで、チームジャパンのシャツはデザインの良さとレア度で人気がありました。
金髪がきれいなジャージー島の美少年と交換。子どもとサイズが合うから。 
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バスクのシャツは複数デザインあり、どれもおしゃれ。バスクの人たちってセンスいいんだなー。
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閉会式は楽しかった。お国柄や年代によるキャラクターがよく出ていた。
プールで受賞するので当然みんな飛び込む。わたしも知らないお兄さんにお姫様抱っこされてドボーン。
濡れたシャツを乾いたシャツと交換。
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ポルトガル料理はおいしいと聞いていましたが、本当になんでも良いお味でした。国産ワインは安くてうまいし。食事の話すると長くなるので割愛しますが、食事は文句なしの毎日でした。
教会の横で焼いていたパンが超美味でみんなでパクパク。
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自分ことについてですが・・・、なんと、リスボン空港到着時にカヤックが届いておらず、ロストバゲッジという悲劇・・・。カンベンしてくださいよ~。
けっきょく見つかったのですが、やっと届いて、乗れたのは最後の2日間だけ。それまではチームメイトの艇を借りて乗ってました・・・。
成績ですが、着いた日には個人戦の1回戦は終わっていたので参加してません。0点だと25位。
今回はチーム戦に参加すべくポルトガル行きを決心したので、チーム戦に出場できれば目的は果たせるのでいいのですが。
んで、チーム戦ではヒート1位の快挙でした~。
現地で30分くらいしか漕いでないのに・・・、本番で初めて乗った他人のカヤック・パドルなのに・・・、2位のウェールズ人は個人戦で準優勝の人なのにそれをおさえて・・・、1位!
自分の才能が怖い。
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2年後、表彰台に立つ自分の姿がはっきりイメージできます。 I will be the champion.
私は生まれ変わった。

ポルトガルで生まれ変わった私が帰国してからしたことは、好物の餃子を食べて、パフュームを聴きながら、テレビブロスを読みながら、布団でゴロゴロ。 あれ?変わってないじゃん。


詳しいリザルトや写真を見たい方はKAYAKSURF.NETをご覧ください。


最後に、チームメイトのみなさん、Mtmさん・Sdさん・Nwtさん・Docさん・Oonさん、本当にありがとう! 

by ya-ri-sa | 2009-08-06 00:25 | 海部 ・ フリーウェー部  

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