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北海道 '15春 ソロDR編 鵡川・沙流川・釧路川・忠類川

前記事のみんなでDR編に続き、ソロDR編です。
リバーでもシーでも、ソロはカヤックの醍醐味のひとつではないだろうか。

昨年のソロについての考察からは新しい考察には至っていませんので、川レポートのみ。

*水量や障害物によって川は変化します。この記事を鵜呑みにして川下りしないでください。 川遊びしてる人なら言われなくても分かることと思いますが、念のため注意書きしました。ここで伝えたいことは瀬の紹介ではなく、私がいかに判断したかということです。)


・鵡川(赤岩青巌峡) 福山168.61 占冠330.09
赤岩橋下流~ラフトゴール。水量は昨年よりも少なめ。ニニウホールのベスト水位よりも30-40cm少ない。
少ないほうが落差が出て難易度が上がって面白くなってるかも~~と期待して行ったが、難易度は下がり、パワーも弱く、全体に浅かった。ニニウホールのベスト水位前後が、私にとってはダウンリバーも楽しい水位かな。多くても怖いし。
浅く、パワーの無い川を漕いでいると、ホームゲレンデ御岳にいるような気分になった。

上陸スカウティングしたのは、やはり去年と同じ3か所。(1)スタート地点から200mの最初の瀬。(2)二股に分流した左岸側。(3)第一と第二トンネルの間。

(1)昨年はバックウオッシュで失速されることを避けるために右岸側を通ったが、今年は返し波のパワーも無いので、深く考えずに真ん中を通った。
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(2)二股の瀬。中州から見た入り口。昨年は流れが抜けてる中州側を通った。今年は瀬の中央は岩がたくさん出ていて、通りやすいのはやはり手前だったので深く考えずに中州側。
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中州から見た出口。昨年は横一線で捕まりそうに見えたホールだったが、今年は抜けてる場所が分かりやすい。
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(3)第一と第二トンネルの間。昨年は一番緊張した場所だが、今年は深く考えずに真ん中を流れた。この写真は御岳で撮ったと言われたら信じてしまいそう。
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ゴールしたら、さっさと回送して沙流川へ向かう。


・沙流川(千栄区間) 沙流川ダム閉局 幌毛志橋57.29
堰堤下~ラフトゴール。

自転車回送がけっこう楽しい。春の北海道の空気を吸いながらのサイクリングは気持ちよい。
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水量は昨年ソロでやった時と同じくらいで適量。
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最初の瀬。昨年と同じく、右岸側を降りた。
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下流からの眺め。この日くらい水量あれば左岸側もいけそう。
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問題なくゴール。ゴール後にお湯をわかしてカップヌードルを食べる。こういう時に食べるカップラーメンは本当に旨い。このブログ読んでる人の中には、この旨さが分かってくれる人がいると思う。
この日は早起きして、鵡川→沙流川→旭川まで移動して永山ウェーブと、一日に3ラウンドもしてしまった。バカですね~~


・釧路川 (屈斜路湖~美留和)
カヌーを始める前に道東旅行した時に、塘路ネイチャーセンターでカナディアンカヌーで釧路湿原を下りました。私がカヌーって良いな、と思い始めたきっかけのひとつです。そして、カヌーを始めた頃に、釧路川は長距離ツーリングできるカヌーの聖地のような川だと知ります。いつの日か私も釧路川でのんびり三泊四日くらいでツーリングをしようと憧れていたものでした。あれから早幾年。
今回5月初旬に釧路川100kmマラソンのボランティアスタッフを経験させてもらい、私も漕いでみたくなり、5月下旬に湖から美留和までの6.5kmを下ってみました。
以下、マジメな人は読んで怒らないでください。

穏やかな流れの川で難易度は低そうだ。しかし、自然は舐めてかかると恐ろしい目にあう。私はいつだって自然と真摯に向き合いたいと思っている。
憧れの川を下り始めて10分後の私。
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すぐ近くの道路を走る車の音も聞こえるし、夢に描いていたような大自然の真っ只中、って感じでもねえな・・・。ダラ~っとした流れが、単調に続いてるだけ。よそ見せずにマジ漕ぎしたら1時間もしないでゴールしそうだ。それではあまりにもツマラナイ・・・・
スタートして10分後、私は漕ぐのをやめた。川下りはやめて、川流れに変更。具体的に言うと、フォワードストロークを絶対に漕がないと決めた。使っていいのはラダーとドローだけ。基本的にはパドルから手を放して、デッキの上に置きっぱなし。
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ボートが引っかかりそうな木が時々現れるが、最小限のラダーを入れるだけで避ける。
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絶対に漕がない。基本的にパドルには触らない。まったく漕がないとエディに入ってボートが止まってしまうこともあるので、なるべく本流キープ。
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大自然に畏敬の念を抱き、真剣な表情の私。けして居眠りなどしていない。
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ゴール近くになって、瀬の音が聞こえてきた。美留和の瀬というやつだろうか。おお!けっこうな急流だ!しかし、絶対に漕がない。瀬の入り口の真ん中から入ったら、そのあとは瀬の中でも絶対に漕がずに流れるだけ。
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パドラー向けに案内図があった。さすがカヌーの聖地。
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漕がないままゴール。絶対に漕がないという強い信念を持って川流れをしたら、たった6.5kmを3時間半かかった。ヒマすぎる私。暇を持て余した神々の遊び。(*マネしないでください)


・忠類川 金山橋~上忠類橋
初めての川。少ない前情報と、地図を眺めて、自分の足で下見をする。川下りの醍醐味だ。
行動開始したのが遅く、プットイン・アウトの場所を探したりしてたら、漕ぎだしが午後になってしまった。日が長い時期とはいえ、ゴールが夕方になるのは避けたい。初めての川で時間が無いのは、気持ちが焦るので良くないですね。

支流のI川からスタートして100mほどで本流に入る。
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3つの砂防ダムがあることは知っていた。場所も地図で分かっている。
一番目。ここはポーテージ。全面にログが入っています。仮にログが無かったとしても、下の堰堤も人工的な形状で危ない。
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最も右岸側のログの入っていない所から、ロープを付けたボートを降ろしました。
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二番目。ここは下見をしてから下りました。
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かつてビックウェーブがあったという場所はここだろうか?(追記: ウェーブは次の砂防ダムだそうです。)
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三番目。ここはポーテージ。ログが入っています。
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上の写真の赤い部分に引っかかているログ。
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左岸側の水が無い場所からボートを降ろしました。
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釧路川の時とはうってかわって、真剣な表情で漕いでしまった。
初めての川を下れたのは良かったが、砂防ダムを避ける手間&ソロのプレッシャーと、ダウンリバーの楽しさが、釣り合っていなかった。おそらく、連れがいれば会話しながら楽しく下れたと思うが。

下見していて気になったのは、今回よりも上流区間です。一休橋~滝の橋~金山橋、このへん。滝はやらなくてもいいので、この区間を漕いでみたい。道東はパドラーが少ないし、道央からは遠いけど、同行者募集。


・忠別川の下見。
忠別湖ダム下~志比内橋上流および、志比内橋下流~東橋。どちらかの区間をやろうと思って、プットイン・アウトの場所を探す。地元パドラーに聞けば早いんだろうけど、自分で探すのが面白いし、地形もつかみやすい。

志比内橋の上流側の発電所横は危険。
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橋の下流からは他のカヌークラブさんがスタートするところでした。
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ソロでやろうと思って下見したのですが、なんとなく気分が乗らずにやりませんでした。旅も終わりに近づき、気力が無くなっていたのかもしれません。やっぱり地元パドラーさんと下りたいな。

ソロで行動すると、一緒に漕いでくれる人のありがたさがしみじみと感じられます。

by ya-ri-sa | 2015-05-29 17:18 | 川部 | Comments(2)  

北海道 '15春 DR編  沙流川・鵡川・ヌビナイ川・長流川・白老川・豊平川・尻別川・支湧別川

北海道2015春の滞在記を、ダウンリバー編、ソロダウンリバー編、フリースタイル編、おまけ編の4回に分けて書きます。北海道で漕がない人には関係ない話ですので読まなくてもいいですよ。

2014春は3週間、2014夏は4週間、そして2015年春は5週間も滞在しました。アホですね~~
しかし、昨年の夏は、最初の一週間は風邪をひいてしまい漕げませんでした。そして今回は北海道へ向かうフェリー乗船日に、なんとギックリ腰になってしまいました。強い痛みに耐えながら、這う這うの体で北海道に上陸したのでした。最初の一週間はあまり漕げなかったし、痛みが取れるまで三週間かかりました。トホホ。

文章少なめでお伝えしますので、川のレポートとしては参考にならないかも。

・沙流川(キャンプ場下流区間) 幌毛志橋57.58?
昨年の春にソロでやった時よりも少なめ。三岡の瀬も少ないけど、ここは少し緊張。
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8人で。うち5人は女性。女性が多いのが北海道の良いところ。
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道民たちの目的はカヤックではなく山菜。山菜クライマーの彼らはロープを駆使して崖を登っていく。
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ゴールした後はみんなでテントを張ってキャンプ。採集したアイヌネギ山盛りのジンギスカンでした。道民はキャンプ上手な人が多いです。
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この日までギックリ腰のために漕げずに数日間をひとり寂しく観光していた私。久しぶりに人と話せて嬉しかったのか、調子よく飲んでいたら、みごとに泥酔。みんなに介抱されて、派手にリバースして、虫の息でした。アホ・・・


・鵡川(ニニウ~福山) 福山169.06
今年は暖かくなるのが早かったようで、雪どけも早く進んで、5月初旬のわりには鵡川の水量は少なかったようです。

9人で。しのはら軍団が頼りがいありました。
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数か所の瀬は上陸してスカウティングしました。もうちょっと水量があってもいいかな。
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休憩時に砂金取り! いつもカヤックの中に皿を準備してるそうです。実際に取れたこともあるらしい。
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この日は9人中7人がピラニア。
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とくにナノnanoが人気です。
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・ヌビナイ川 尾田102.62
ヌビナイ川に今年も来れました。釧路川100kmマラソンで会ったYしひろ様が誘ってくれました。
カヌーサークルのウィルダネスカヌークラブのみなさんと17人で!
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スタートは昨年と同じ場所。ゴールは昨年は歴舟本流と合流する手前でしたが、今回は本流も下ってカムイコタン公園キャンプ場までの長距離でした。
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水量は昨年よりもやや多め。
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山菜のためには躊躇なく崖を登ります。「なぜ登るのか?」「そこに山菜があるから」
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後半に現れるホールで沈脱者多数。私もスターンが引っ張られる感覚ありました。
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水抜き
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ピロエットS&エスキモーのパドルというオールドスクールな組み合わせ。
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ボトムがラウンド型でクリーク向きのカヌーだそうです。OCにもいろんな種類があるのですね。
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夫婦でカナディアンカヌー。北海道キャンプ場見聞録というボリュームたっぷりのホームページを作成されています。
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・長流川 優徳308.8x
長流川と白老川は、当初はソロでやろうと思って数日前に下見してあったので、私が先頭をやらせてもらいました。先頭をやると、いろいろ気付くことがあって良い経験になりました。

水量は少なめ。これ以上少ないとストレス感じそう。
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ここでも山菜クライマー。道民たちは山菜のためなら川よりも危険な崖を登っていく。
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滝があることは分かっていたけど、自分で下見した時には場所に近づけず。当日の朝に、みなかわさんが陸上から確認してくれました。7人中3人が問題なく降下して、4人は右岸側からポーテージ。
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温泉場の白床を通過したら、お楽しみの時間。温泉が湧いてる場所で温泉玉子とアスパラを茹でました。
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この後のゴールまでの数百mが、川幅が狭くなり落差があってテクニカルでした。みなさん確実にエディを取れる人たちだったので無事に終了。
道路から下見した時はつまらなさそうに見えたけど、川相が変化したり、温泉や滝落ちなどイベントあり、距離もとれるし、面白かったです。ソロでやろうと思ってたけど、一人だったら淡々と下ってただけだろうから、みんなが参加してくれて良かったです。


・白老川 御料地橋95.11
御料地橋をスタートしてから最初の2kmは道路から見えないため下見できていなかったので心配でしたが、ほとんどの瀬がボートスカウティング可能でした。

自転車は下見に役立ちます。下見中に熊のうなり声を聞いたような気がします。熊は遠目に見れば可愛いけど、近づきたくはありません。
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下見しておいて良かった!と思ったのがココ。採石トラックを渡すための鉄板の橋がありました。カーブを曲がってすぐに現れるし、気付いた時には逃げられるエディが無いので、そのまま橋の下に吸い込まれてしまうかもしれません。かなり危険。
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手前の左岸で上陸してポーテージします。写真のように橋の上から再プットインするのも可。
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前半は水もきれいで、道路から離れてるため静かで、良い雰囲気だったのですが、後半に小さな支流が流入してからは、水質は落ちてしまうし、コンクリートブロックなどの人工物も増えて、イマイチでした。
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気になっているのは上流区間です。水もきれいだし、落差もありそうです。上流区間には巨大堰堤があり、それを避けるために、時間と人数と道具を要するでしょう。カヤックではなく、川沿いに歩いてみて下見したほうが良さそうです。
沢歩きで下見したいけれど、熊が怖くて一人では行けませんので同行者募集。
道道86号線から見える上流区間。
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・豊平川 70トン
ダム下からのスタートはご近所トラブルの恐れがあったので、メルヘンからスタートにした。
昨年DRした時よりも多めだったが、ルートは昨年とあまり変わらなかった。

4人で。Kしろさんは数日後の札幌飲み会にも来てくれました。
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道民はもちろん山菜の収穫に励みます。ネギの旬を過ぎたらウドだそうです。
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今年は水量が多い日があり、二段ウェーブが楽しかったです。
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・尻別川 春コース 倶知安167.86
7人で。昨春は夏コースを下りましたが、今年は春コースです。
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笹がたくさん。道民たちはタケノコ(笹竹)を採集していました。
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この人工物が見えたら、右岸に一旦上陸してスカウティング。難しい瀬ではないのですが、上流から見えないので、念のため見てから下ります。
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この堰堤は左岸からポーテージ。巻いてない場所を選べば滑り台のように降りることもできるらしいが。ラフトはどうしてるんだろうか。
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振り返れば羊蹄山。ナイスビュー。
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・支湧別川  参考水位 湧別川174.00
数年前に写真で見て、私の好きそうな川だ!と思い、行ってみたいと願っていました。期待通りの川でした。
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川幅が広すぎず、木に囲まれて、水がきれいで、そこそこ落差ある。好きなタイプ~
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ログはとても多いです。ブラインドになってる場所が多いので、上陸スカウティングを要し、上陸するにもエディが狭いので注意が必要です。
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ホームゲレンデのじゅんやさんは毎回スカウティングするように心がけているそうです。すばらしい。
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堰堤が見えたら、右岸からポーテージ。
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この堰堤は絶対アカンやつ。
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ボトムのピラニアマークを見せつける高等テクニック。
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以上の8河川を一緒にダウンリバーしてくださった人たちのおかげで楽しいカヌーライフを過ごせました。本当に本当にありがとうございます。
次はソロDR編です。

by ya-ri-sa | 2015-05-26 21:13 | 川部 | Comments(0)