一年間続けたチャリンコ季報ですが、今回で終わりにします。ただでさえブログ更新がノロマなのに、自転車のことを書いてるとさらに遅れるので。
・ロードバイク
● 10月に群馬県中之条町を漕ぎました。
四万温泉にある
柏屋旅館さんは、サイクリストやマラソンランナー向けの宿泊プランや日帰り温泉プランを考えてらっしゃいます。スポーツした後には、温泉や食事をお楽しみくださいという企画です。
柏屋さんは2016年度の「プロが選ぶホテル・旅館100選 企画部門」 に入選したほどの企画力です。
中之条町とみなかみ町を繋ぐ県道53号線とその周辺が、アップダウンやみどころがあり、オススメのコースだそうです。このたび、テスト走行をさせていただきました。柏屋のスタッフSさんが車で伴走してくれました。
単純に県道沿いに走るのではなく、眺めが良くて、走って楽しい脇道を、Sさんが教えてくれました。自分だけで来たら、地図を見て主要道路ばかり走ってしまうので、このように地元の人に自転車向きの道を教えてもらえるのは、ありがたいです。
今回の相棒はY嶋さん。最近はカヤックよりもロードバイクにハマってるようで、全国あちこちを走ってるそうです。Y嶋さんとはグラビティで出会ってから、もう10年のお付き合いです。初めて吉野川に行った時も一緒でした。
大道峠の手前にある、「富沢家 」からスタート。かつて養蚕で栄えた豪農の住宅です。
秋晴れで、爽やか。稲穂がゆれる田園や、りんご畑の前などを通過。
四万湖 (奥四万湖よりも下流)
観光名所の甌穴 (
去年ここ下ったなあとか思い出しながら)
「金井農園」でりんごの試食ができました。それぞれ味に個性があって違いました。私は酸味のある品種を購入しました。
四万川 水量は少ない
柏屋旅館に到着。温泉に入り、柏屋カフェでランチをいただきました。
柏屋カフェ
積善館の建物はずいぶん古くなっていましたが、改修を始めたようです。来年はきれいになってるかも。
今回は30km弱でしたが、観光しながらだと、これで半日ほど経つのでちょうど良い距離です。健脚のライダーなら、柏屋旅館~中之条町役場~みなかみ町を往復90kmに挑戦してみては。
このプランに興味を持たれたサイクリストは柏屋旅館へお問い合わせください。柏屋旅館を利用する際に、おすすめのコースを教えてくれますよ。
● 11月には渡辺さんと寒河江のサイクリングロードを走りました。西川町~寒河江市~山形市を繋ぐ自転車道です。
今回はその一部を32kmほど。来年は山寺まで行ってみたい。
渡辺さんは20年以上前のクロモリを2台所有しています。人生で三度目の自転車マイブームだそうで、保管していた自転車をレストアして、また乗り始めました。
今回はパナソニック。パナソニックがロードバイクを作ってるとは私は知りませんでしたが、クロモリ時代は高品質で高評価のメーカーだったそうです。
もう一台はこちら。クラシックでカッコイイ。昔のビンディングペダルはまるで乗馬のあぶみみたいですね。現在のビンディングは足首をひねればすぐに外れますが、こちらはきつく締めたらすぐには外れないみたいです。私ならコケるな。
渡辺さんは、古い物にこだわってるわけではなくて、現在でも問題なく使用できるから使ってるというスタンス。スキーでも、パウダー向けの最新の幅広の板も購入されているし、同時に、昔ながらの紐の付いた革靴で履くテレマークスキーも現役で使ってます。ゲレンデによって使い分けてるそうです。
「昔は良かった。今はどんどん悪くなっていく。」と言う年寄りが私は嫌いでして、今の時代が嫌なら早く退場すればいいのにと思ってます。(←ひどい)
年齢が若くても、それが口癖になってる人いますね。退場してください。(←ひどい)
渡辺さんは、「昔は良い点もあったけど、悪い点もいっぱいあった。現在のほうが改善されてて良くなってることたくさんあるね。」とサラッと言う。
どうすれば渡辺さんみたいに年をとれるんだろう。常に好奇心旺盛で、最新のニュースにも詳しく、年上だからと威張らず、年下だからと馬鹿にせず、いつも静かに笑っている、さういふものに私はなりたい。
11月下旬でしたので寒さが心配でしたが、カラリと晴れて、自転車を漕ぐと、風が涼しくて、気持ちの良いサイクリング日和でした。
サイクリングロードからは、遠くの山がクッキリと見えました。360度を山に囲まれていて、山形が盆地であることを実感しました。
ナベさんの背後は山形市方面で、2014年に登った雁戸山も見える。
私の背後には、つい先月に登った葉山。今日は頂上のほうは白くなってます。もう寒くて登れないな。
2015年に登った月山は、周りの山と比べても、ひときわ真っ白です。
前から名前は聞いてたけど、どこにあるか分からなかった慈恩寺へ。
山形県で「カヤック・登山・自転車」と、私の好きな三種目を遊べて満足だなあ~。
● ロードバイクに関する本を紹介します。
私がこの本を知ったのは、
このネット記事を読んだから。短い文章ですし、なかなか興味深い記事ですので、自転車に乗らない人も読んでみてください。ほかの趣味やスポーツにも共通することかも。
自転車メーカーのオーナーでもあり元レーサーの著者が、昨今の「レーサーでもないのに、レーサーみたいな装備と技法で乗らないといけないような風潮が、自転車の本来の楽しさや便利さを台無しにしてしまっている」と説きます。
「短いライドは素晴らしい」 「生半可にライドに慣れてくると、短いライドを軽蔑する傾向があるが、それは間違いだ」と。最近の風潮に対立するような主張ですね。
もちろん、いままでガッツリ漕いできて、やり尽くした人が、このように主張してるのが有意義でカッコイイのであって、短距離しか漕げないヘタレの私が言いわけに使ってはいけませんね・・・。
購入して読んでみたら、過激な内容ではなく、ほとんどが初心者向けのHow toものでした。私くらいのレベルが読むのにはいいけど、ベテランにはつまらないかも。
著者は、自転車界を批判する目的ではなくて、多くの人に自転車に乗って欲しくて、裾野を広げたくて、書いたのでしょう。
・マウンテンバイク
前回の
チャリンコ季報6~8月 でも書いたとおり、夏まではMTBに多く乗っていて、上達も感じ始めていて、今年はMTBいっぱい乗るぞ~とやる気まんまんだったのですが、7月下旬に転倒して首筋を痛めてからは、すっかり意気消沈してました。
一ヶ月くらい痛かったし、ケガは嫌ですね。幸い、痛めたのは筋肉だけで、後遺症はありません。
カヤックは水深があれば沈してもケガしないけど、自転車は転ぶと硬い地面でケガをする。MTBが怖くなってしまいました。
今回のように、調子に乗り始めていた時に痛い思いをしたというのは、もっと大きなケガする前に、戒めになって良かったと思うことに。
2ヶ月ほど怖くて乗れませんでしたが、やっぱり乗りたいという気持ちになったので、10月に富士見パノラマの初級コースでレッスンを受けました。
パノラマは初めて。来年も行こう。
レンタルでダウンヒルバイクに初めて乗りましたが、下りがラクでした。絶対に登らないと決めてるならDHバイクもアリですね。
でも、とうぶんMTBを購入するつもりはありません。いま持ってるハードテイルで精進します。
転倒するまでは、オールマウンテンのフルサスでも買っちゃおうかな~と色気を出してましたが、フルサスだとさらにスピードが出せちゃう(出ちゃう)らしいので、スピードコントロールがまだ適切にできてない私が乗るのは危ないかな。
日本では入手困難な sweet のヘルメットを特殊ルートで入手。色きれい。
短足に合うXSサイズのニーパッドも入手。前に使ってた安物はズレて不快だったが、今回のはズレない。
マウンテンバイクを長年やってる人たちに聞くと、骨折なんて当たり前と言う。骨折しても続けてる人もたくさんいる。
でも、ケガして辞めた人もたくさんいると思うんだよね。その人は辞めたから、姿が見えないだけであって。
「骨折なんて当たり前」は、生存者バイアスだと思う。
この冬には西伊豆ヤマブシに初めて行く予定。楽しみ~。
へたっぴですが、ケガしない程度に続けていきます!!