十勝川・歴舟川(坂下・キャンプ場下流)・ヌビナイ川・ふるさと納税
文末に「カヤッカー的ふるさと納税」について書きました。
9月上旬の台風で十勝管内は大きな被害を受けました。9月下旬の連休に十勝へ行くことはその前から決めていましたが、こんな状況の時に遊びに行くのは不謹慎かな遠慮したほうがいいかなと思いました。しかし、北海道の人から「北海道にとって観光業は大きな収入源。観光客が被災地を敬遠したり自粛して来なくなっちゃうことは悪影響。遊びに来て、お金を使うことのほうが北海道のためになるよ」と言ってくださり、行くことにしました。
・十勝川 屈足ダム流入67t 十勝ダム放流70t (Kuni,Ats,Yama)
新T大橋からスタート。水は濁ってるけど、水量は少なめで、浅い。
増水後に最初のダウンリバーなので、マメに上陸してスカウティング
イヤな感じだったのはこの瀬かな。ポアオーバーの向こう側がキーパー気味
以前からこんな感じだったらしい。もっと多いと、それほど気にしなくてよさそう。今回のように少ない時のほうが問題かな。
その後もマメに上陸スカウティング
遊べそうなホールに見えても、実は浅くて、沈したら頭を打ちそう。
funを借りました。乗った感想は・・・、普通! 万人向け。私にはボリュームが大きく、安定していましたが、刺したりはできない。私だったら小さめのTwo funのほうが合ってそう。
倒木
橋脚にログ。遠目に見ても気づきますが、増水したら気づきにくいかも。
この区間の川相は、大増水の後でも、それほど大きな変化は無いようでした。
漕いだ川は新得町に在り、蕎麦の産地ですので、帰りに蕎麦をいただきました。
後日に、新得町にふるさと納税をしました。(ふるさと納税については後述)
・歴舟川(坂下区間) 水位不明・かなり少なめ
前日に同区間を下った人のブログ→ 北海道キャンプ場見聞録
堰堤下からスタート
岸には今回の台風で流れてきた木が山盛りです
前半の川相は大きな変化は無かった。後半の相川橋の近くで変化していました。急な落差ができていました。
手前の中州で上陸してスカウティング。落差があるのは、赤い線の最後。
私は先に黄色のチキンコースを下って、他の2人が赤い線のコースを降りてくるのを待ちました。
赤い線のコースの最後の落差を下流から撮った写真。
この日の水量だと落差1mくらいで、どう降りてこようと問題ないのですが、この落差があることを知らずにボーっと下ってきたら直前で焦るだろう。
最後にキャンプ場直前の瀬が、落差が出ていて、捕まりそうなホールもあって楽しかった。
・歴舟川(キャンプ場下流)
前日に同区間を下った人のブログ→ 北海道キャンプ場見聞録
昨日のゴールからスタート。スタート地点で昨日下ったというI山さんに会う。ホールで沈して、頭を打って出血したから、気を付けてね~とのこと。
I山さんの助言を聞いたおかげで我々は無事でした。
スタートして間もなく現れる横一直線ホール。けっこう大きい。
左右どちらかに避ければ問題なし。もしボーッとしてて気づいた時には避けられそうもなかったら、力強く直進すべし。もう避けられない距離なのに慌てて左右に逃げようとして、艇を横向きにしたままホールに入っちゃうと捕まるだろう。
もしかして遊べるのかな? 誰かフリースタイルカヤックでホールインしてくれないかな・・・
ゴールの橋脚に、鉄筋コンクリートが塊でベットリ張り付いてる。水の力って強力だな。
夜は板さんとSceさんのキャンプに混ぜてもらう。
秋田犬ハチ。板さんとハチはいつも一緒。我が子のように溺愛しています。
尻尾はぐるっと二重巻きでSweet Protectionのマークみたい
ハチと板さんが夏にシーソラプチでホールに捕まった時の動画。いつもはキリっとした顔立ちのハチも、ラフトに取り残されて不安そうな顔をしているのがまたカワイイ。
シーソラプチ・空知川が流れる南富良野町も、床上浸水など大きな被害をうけました。こちらにも少額ながらふるさと納税しました。
・ヌビナイ川
4人で(板・Sce・くに) 男1人に女3人のハーレムダウンリバー。
今月の丹波川でもハーレムやったな。
ヌビナイのわりには透明度は不十分ですが、それでもやはり綺麗
スタート
少ない。下れる下限か。舟底を擦るのが嫌いな人はやめたほうがいい水位。
舟底に傷を付けてもかまわないボート(夫のボート)に乗ってきたくにちゃんは、あちこちで刺してました。
本日の黒一点・板さん。ピラニアJEDで。
JEDはスラスターが付属してくるのかな。
SceさんはFLUID KAYAK
前半の川相は大きな変化ありません。遠目にこの絶壁が見えてきたら注意すべき区間の始まりです。
おなじみの捕まりやすいホールも変わらずあった
さて、このホール直後から始まる瀬が大きく変わっていました。緩く蛇行した二段の瀬。細かく見れば三段の瀬になっています。ここ2年間とは全然ちがう。(何年も前に下ったことある人の話を参考にすると、もしかして昔の流れに戻ったのかも。)
瀬の中盤から上流を見る
瀬の中盤から下流を見る
一段目
三段目
下った
この日は水量が少ないのでパワーが無いので、どう下っても問題ありませんでしたが、水量が増えたら、難易度が上がり、コース選びが面白くなるでしょう。悪く変化したのではなく、やりがいのある方向へ変化しました。
最終日にやっと晴れました
この川は台風の時に仕事で来た方が亡くなっています。橋が流されてしまったためです。水の力は本当に恐ろしいです。
橋は急ピッチで修繕されたそうです。この橋を通る時には黙祷を捧げました。
北海道でお世話になった皆様、ありがとうございました!!
・カヤッカー的ふるさと納税
好きな自治体に寄付できるふるさと納税。今回の台風被害を受け、そして私が遊ばせてもらった地域に寄付ました。たとえば、南富良野町に寄付したいとすると、豊富町が受付代行しています。災害直後の被災地の役所の仕事を増やさないようにしようと豊富町が事務手続きをしくれてるわけです。
ふるさと納税って何だべ??という人は、何卒、テメエで調べやがれでございますので、説明は割愛させていただきます。
「遊ばせてもらった町にお金を落としたい。」これは多くのカヤッカーが思うところでしょう。なるべく、その町内で買い物したり食事したりするよう、心がけてる人も多いでしょう。
その行動の選択肢としてふるさと納税も良いかと思います。
担当者が読むかは分かりませんが、フリーコメント欄があれば、そこに「カヤック目的で訪れて、応援したくなりました」など記入するのも悪いことではないでしょう。
ここからは私の例。
猫も杓子もふるさと納税の昨今、私もやってみるかと、返礼率の高い物などを最初は調べていましたが、欲しいと思う返礼品がそんなに無いことが分かりました。たいして欲しくもない返礼品のために、名前も聞いたことない自治体に寄付するぐらいなら、居住地に普通に納税するほうが良いではないかと思うように。
そこで、「好きな自治体・自分のお金を役立ててほしい自治体に寄付する」という本来の目的に立ち返って考えると、思いつく町がありました。
(たぶん)カヤックに好感を持ってくれてる希少な町・山形県朝日町です。
というわけで寄付したら、6月に返礼品のさくらんぼが届きました。
見よ!この輝き!赤い宝石箱や~!!
個人的な趣味で、ウサヒのぬいぐるみも選んだ。
返礼率を考えていたら、これを選ぶことはできませんぜ。返礼率は度外視です。愛です。
礼品が入ってる箱もカワイイ。こういうとこ、朝日町さんは分かってるな~。
箱には朝日町の特色となる物が描かれています。スキー、ダチョウ、カモシカなど。
なんとカヤックの絵も!!最上川でのカヌーが特色のひとつだと、町は考えてるのですね。
りんごとワインは理解できるけど、空気神社で推すのは難しいと思うよ・・・
私はまだ寄付していませんが、来年度に寄付しようかなと思っているのが、四万温泉がある群馬県中之条町。ここの返礼品は、四万温泉で使える寄付金半額相当の金券です。チケットのカテゴリランキングで一位になったこともあるくらいですから、一般的にも人気の返礼品です。中之条町にカヤックに行く人におすすめです。
参考までに~。
by ya-ri-sa | 2016-09-20 17:45 | 川部