タンの瀬 自分編

前回のJCF観戦編の次は、自分の思い出編です。
今春はタンでのべ11日ほど漕ぎました。シーズン始まる前は、「この数年、タンでたくさん漕いできた。今年はJCF観戦の他に2,3日漕げれば、それで満足ですわ・・・」と思っていましたが、最初の1-2回行ってみたら、やっぱりタンは「ムズカシオモシロイ」! 難しいけど、それが面白い。他のスポットには無い魅力があります。というわけで通ってしまいました。

春のタンで、自分の弱点に気づかされるという人は多いです。ホームゲレンデの馴染みのスポットでは出来ることも、タンでは通用しなくて凹んだりします。私も毎年、タン通い始めの1-2回はウェーブに翻弄されるがままのモミモミ・グチャグチャです。冬の間になまったと体と心を、厳しいオヤジに叱責されるような、頬を叩かれるような思いです。

今年も初タン前は、「シーズン最初は、どうせ何にもできませんよ~だ。サーフィンもままならず、きっとカミチンの連続でしょ。わかってますよ~だ。」という気持ちでした。
しかも、この冬は私用で慌ただしい日々で、ほとんど漕いでいません。漕いだのはサーフカヤック少し、シーカヤック少し、クリークボート少しだけ。フリースタイルボートに乗るのは3ヵ月ぶり。そんな状態ですので、ケガしないように&感覚を取り戻す程度に漕ぐのが第一目標でした。
ところが、ウェーブにエントリーしてみたら・・・・、あれれ?意外と乗れてる!? 例年だったら後傾姿勢でヤラレるだけなのに。
どうやら、昨年は無職でヒマで漕ぎまくっていたので、それで貯金ができていたようです。体が覚えている、という感覚を持ったのは初めてのことです。

それから、今年は上級者の人たちに、「走らせるのが上手・姿勢が良い・上手くなったね」と褒められました。やたら褒められるので、みんなでドッキリを仕組んでるのではないかと不安になり、いつネタばらしが来るのかと、陰でバカにされてるのではないかと、猜疑心を持つほどでした。でも、上級者がうまくなったと判断するのならきっとそのとおりなのでしょう。純粋な心の持ち主の私は、素直にそう受け止めます。
日本では謙遜は美徳とされていますが、謙遜してばかりの人は私は好きではありません。謙遜されちゃうと会話が広がらないし。というわけで謙遜しないぜ。ヒャッハー!上手くなったぜ!漕ぐのをサボっても下手にならないぜ!

・・・・。さて、調子に乗るのはこのへんでおしまい。
ブラントできるようになりたいと思い始めて(2008年)、早幾年。何年たってもタイミングがつかめないままでした。音楽コンサートで一人だけ手拍子がズレているようなコンプレックスを持っていましたが、昨年あたりからやっとタイミングが分かってきたような。次は角度を出せるようになりたいと思っています。今期は角度出すことを意識しましたが、結局うまく出来ませんでした。それどころか、角度を出そうとするあまり、頭と上半身が下がってしまうというブザマな「土下座ブラント」になりました。土下座はイヤだよう~。

ブザマな姿ですが、恥を忍んで自分の動画をアップします。私だけの動画なんて見ても参考にならないので、動画の前半に上級者のブラント見本を入れてあります。私のは見なくてもいいので、前半だけでもどうぞ~。0:34から後半は私だけです。

ご覧のとおり、私のはブラントというよりも「勢いのあるスピン」みたいな感じですよね。ダサい・・・。
上級者たちは胸を張って、頭の位置が高いですが、それに比べて私は頭も胸も下に向かっています。胸を張る意識が足りないのもあるけど、私には自分の体を支える筋力が無いのも原因だと思います。

上の動画の最後の2本だけを取り出したのが、下の動画です。角度が出たと思われる2本です。

これを上級者に見てもらったところ、「1本目はリップに当たって挙がったバウを落としている。リップの落差を利用して、角度が出ているように見えるもの。2本目は走らせて角度を出していて、ヤリサの持ち味が出てる」というコメントをもらいました。ふむ。
2本目はボートだけ見てると悪くないけど、人間は土下座しちゃってます・・・。


以下は春タンの思い出。

年齢的に、私はもう上達しない。いつもそんな考えを持ってしまうのですが、自分よりも年上の人が、ゆっくりでも上達していく姿を見ると、自分もあきらめちゃいけないのかなあと思い直したりします。
そんな風に思わせてくれる一人が関谷隊長さん。還暦を迎えられましたが、ここ2-3年で毎年レベルアップしています。
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シゲさんと私と隊長さんのキャンカーに同乗させてもらいました。夜に出発して寝ながら山形へ行けました。キャンカー最強。
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春タンのエディは関東カヤッカーばっかり。それも少数。タン面白いから、みんな来たほうがいいですよ!
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半ちゃんのカメラ。それ、水曜どうでしょうで大泉さんが幻の鳥を撮ろうとしてたレンズだよね。
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桃ジイの犬・リサ。小柄で丸い体に、動きがドンくさくて、シャイなリサ。誰かに似てる。
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牛乳のように白濁した水が流れてきて、最上川へと注いでいった。農薬か。タンで漕ぐと、肌はピリピリするし、目は充血します。
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この写真はバカっぽくて好き。エンゲル係数の高そうな4人。小デブ・いとー、小デブ・ヤリサ、美食家・イイジマニア、大食い道民・ヨッシー。ヨッシーは「オリーブオイルは体に良いんですよね!」と言いながらアヒージョの油をゴクゴク飲んでいました。
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「スーさんガールズ」の一員である私は、スーさんの山形転勤を祝いました。
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お遊び動画を撮影したり。黒歴史になる予感!?



春タンで私が最も心を奪われた存在を紹介しましょう。その名は「ウサヒ」!!
タンの瀬がある山形県朝日町のキャラクターです。キャッチコピーは「朝日が育んだ圧倒的無個性」
昨年、朝日町さんが日本選手権のために作ってくださった旗にもその姿があります。
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初めて見た時はビミョー・・・と思いましたが、私の心にジワジワきて、今ではウサヒの虚空を見つめる目が気になって仕方ありません。
中の人が賢そうです。facebookページ
ゆるキャラグランプリでも順位を上げてきていますので投票をお願いします。

りんご温泉の売店でストラップを購入。膝を抱えてうつむく鬱ポーズ、手足の長さのバランスがおかしい、バリが残った粗い仕上がり。グッときて思わず買ってしまいました。
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私のおすすめするグッズはウサヒのLINEスタンプです。たった120円でウサヒの虚無感を味わえるなら安いものです。

次回からブログは北海道へ。ついてきてください!

by ya-ri-sa | 2015-04-19 23:06 | 川部  

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