動画 タンの瀬 JCF決勝

2014年4月20に行われた平成26年度日本カヌーフリースタイル選手権大会の男子K-1決勝の動画です。
前の記事で、大会観戦をして「上手い」と「強い」は違うと感じたと書きましたが、決勝戦に進んだ5人は世界大会に出場にふさわしい「強い」5人でした。
私はフリースタイル動画を編集する時は、トップの位置に来たところを開始点にして、繋ぎの部分はカットします。しかし、今回はトップを取る前の場面もカットしないことにしました。理由は以下のとおり。タンの瀬はトップを取るのにとても苦労します。レベルの低い例ですみませんが、私なぞはエントリー以外でトップを取ることはほぼ不可能でした。トップさえ取れればビックムーブを出したりバラエティを多く出せる上手い人は他にもいると思います。しかし、本番のプレッシャーがかかった状態で、45秒間という短時間の中で、素早くトップを取るのは上級者であっても難しいものです。決勝にすすんだ5人は、この点に秀でています。いわゆる繋ぎと云われるような場面にもトップカヤッカーならではの技術があり、それは多くの人の参考になるのではないかと考えて、カットしないことにしました。その結果、8分という長尺になりました。

出走順は、八木さん(赤)、たまじ(オレンジ)、中村さん(黄)、小森くん(緑)、カズヤくん(緑・オレンジヘルメット)です。3本1採用。八木さんの1本目は撮り忘れたので、動画はたまじから。
動画が開けない人はこちらからYoutubeへ


以下はアホヤリサの感想。

八木さんは、「強い」の代表格ではないでしょうか。2本目はなんと0点だったのですが、3本目では動画5:18からたったの20秒間にエアスクリュー、左右ブラント、左右バックスタブを出しています。最後にクリーンブラントにトライ。予選では7位、準決勝では5位、決勝では3位と順位を上げてくるのにも、数々の試合を経験してきたベテランの凄味を感じます。

たまじは、満場一致で今大会の主役でしょう。決勝戦に進んだ彼を後押しするように、彼がライドする時には観客からも応援の歓声が上がりました。ここ数年は30歳台が上位を占めてきましたが、20歳台半ばの彼が今大会でくさびを打ち込みました。勝負は時の運と云いますが、彼が運でもまぐれでも無く、実力で勝ち残ったことは決勝のこの3本で証明されました。3本とも40秒近くライドして、ほぼ切れ目なくバラエティを出していたのでノーカットです。残り続けるのも技術の表れ。強い選手です。

中村さんはブラント日本一と呼ばれていますが、エアスクリューの高さや浮遊感も一番ではないでしょうか。動画0:51では連続で左右ですからね。中村さんのエアスクリューの写真はあちこちでよく見かけますが、滞空時間が長いのでカメラマンも写真が撮りやすいのかな。

小森さんは、リザルトを見ると分かるように3本とも点数にムラが無いし、3本目まで点数は高くなっていきます。カヌースラロームでは、初級者のうちはタイムがバラバラ、上級者になってくると1本目と2本目でタイムがほぼ変わらなくなり、さらに1本目の改善点を見つけて2本目ではタイムを縮めるようになる、と聞いたことがあります。ムラなくプレイできる安定性も強さですね。ちなみに、貝本さんも予選と準決勝のリザルトを見ると1本目と2本目で点数がほぼ同じです。それから、多くの人が大回りの右スピンをしてトップを取るのですが、小森さんは前を向いたままトップに登っていきます。絶妙なリーンをかけてると思われますが、これがマネできないのよ~。

カズヤくんは圧巻でした。自分の個性を表現する、これぞフリースタイルというプレイを見せてくれました。他の人が手堅く攻める中で、彼はバックパンナム、へリックス、クリーンブラント、マックナスティと積極的なトリック。観客として見ていてワクワクして楽しいです。まるで絵画アーティストが人前でドローイング・パフォーマンスをするように、ウェーブに彼の絵を描いて見せてくれたような気がしました。動画8:00の3本目のウィニングライドでは笑顔でグラブ(ボートを掴む)も。彼のような最も高い技術を持つ人が、最もフリースタイルらしい華のあるプレイをしてくれるというのは、喜ばしいことです。

まさに天下一武漕会。JCF大会には出場しないという人も観戦に来てはいかがでしょうか。

みんな大好き川嶋さん。
以下は、川嶋さんの超どうでもいい近況報告なので、全国の川嶋ファンだけがお読みください。
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川嶋さんは1週間以上カヌーランドに滞在していたのですが、「疲れた」「人が増えた」と言って、大会の数日前に去っていきました。彼の車のシートはフラットにならない構造で車中泊できないのですが、助手席に座ったまま寝ていたそうです。しかも、そのシートもレカロのバケットシートなので30度くらいしか傾きません。日に日に、体が硬くなっていったそうです。エコノミー症候群にならないのでしょうか・・・。テントも持参していたそうなのですが、「めんどくさい」から張らなかったそうです。一週間座ったまま寝るよりも、テント張ったほうがラクだと思うのだが・・・。
私も、「疲れた」「めんどくさい」の人種なので親近感を感じずにいられません。
彼は2012年秋にプロ移籍しています。当時のブログを読み返すと、彼のプロ生活は雪どけが終わるまでの半年間くらいではないかと私は予想していますが、現在まで一年半以上が経過しています。彼の今後の動向が注目されますし、私もプロ移籍したばかりなので他人事ではありません。
それから、あいかわらず主食はおせんべいでした。ハッピーターンの話題になった時だけ、目が輝いていました。

by ya-ri-sa | 2014-04-22 23:44 | 川部 | Comments(0)  

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